「いや、昨日睡眠は偉大だなぁって思ったんだけどさ、」という話始めを昼休みに会社の同期にしてしまうくらいには睡眠の偉大さを思い知った。昨夜のことである。のどのイガイガが治らずちょっどダルい気配もしてきていよいよやばそうかも…と思い薬を飲んで21時くらいに寝た。目を瞑ったら脳みそが溶けるようにいつのまにか眠りについていた。パッと目が覚めた。やばい！いつもと違う時間に寝たから目覚ましかけてない！絶対遅刻だ！と思ってスマホの画面に触れると23という数字が見える。23？はあ？え？時計は23時を少し回ったくらい。まだ日付すら変わっていない。嘘じゃん！と時間に驚きながら同時に気付く。身体の調子が頗る良い。ピンピンしている。頭がモヤモヤしている感じも喉の痛みも全くない。脳が超スッキリしていてその時間だけいろんなことを考えられるくらいに冴え渡っていた。なんだこれ。。とはいえそんな時間からやることもなく、またチャンスの時間を見て大笑いしたりしていた。これはおれが普通にやばい。オープニング長回し選手権でダイヤモンドがやってたラッキー◯◯のくだりが好きすぎて全部キャプチャしちゃった。
結局また寝た。朝起きてなんとかして会社に行かない理由を考えていたけどいつもと同じように強い理由が見つからないまま身支度が整って部屋を出る時間になった。こんな朝を繰り返していたら7月は終わったし入社して4年が経った。いつかちゃんと思いつきたい。会社でミドリ安全のロゴの入った段ボールを見ると、「あー！ミドリ安全さん！ほら、飲み物なんでもいっぱい飲んでくださいねー！」って言いたくなるけど誰にも伝わらないからやめてる。金曜日が終わったのにまったく憂鬱な気持ちから晴れない。晴れないは晴れないけど、通勤途中に聞いたMomの『終わりのカリカチュア』がもうこれ以上ないくらい凄まじく良かった。リリックもトラックも頭ひとつどころじゃないくらい抜けてる。恐ろしい。ビリーアイリッシュの新しいアルバムも聴けないくらいずーっと繰り返し聴いている。なんとなく前半で分断される世界や人のこと、自分の中で分断されていく相反する気持ちのことを歌っている気がした。嬉しいけど悲しいとか、悲しいけど泣けないとか、辛いけど嬉しいとか。少なくとも自分はそういう気持ちばっかりだった。でも後半にはそこに橋を架けることを歌っているような気がした。特に後半の「解体」から「Momのデイキャッチ」の流れに痺れまくった。帰り道、すぐにワンマンライブのチケットを取った。今日もいっぱい寝て元気になろかな。
