anomeno

神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2020.05.03

朝起きてカーテンを開けてギラギラした陽射しを浴びると、何でよりにもよって。とか思ってしまう。勿体ない。もっと別の日にとっときなよ。

伸びに伸びた髪を鬱陶しく思っていたのだけど、それも不要不急と片付けて見て見ぬ振りをしてた。通っていた美容室がなんと連休と同時に開店するとのことで複雑な気持ちになりながらも予約して行った。散歩もかねて、と思って2駅先まで1時間歩いた。江戸川の土手は歩いている人が沢山いた。晴れた日が勿体ないとか窓の内側で思ってた自分は悪魔か。強い風に吹かれながら気持ちよく歩いた。外は半袖の人ばかりで、え?ロンTの季節は?と思った。一気に季節が変わってる。そんな自分も耐えきれずエアコンをドライでつけてしまった。壊れた季節はまた表情を変えている。ありがとうございます、という気持ちで髪を切ってもらってまたとぼとぼと歩いて帰ってきた。

GEZANが発表した「全感覚菜」のステートメントを読んだ。その想いに共感したのと単純に面白そうという想いでベットさせてもらった。自分の部屋にはささやかとは言えないくらいの庭があって、今では野良猫の通り道としてしか存在の価値がないのだけどこれを機に、その場所に生命を芽吹かせてみようかしらという気持ちになった。おそらく今はハライチ岩井さんが言うところの「死の庭」状態になっているのでまずは生きた土地にしないといけない。そこに全感覚菜で届いた種をまこうと思う。なにが実るだろうか。なにが芽吹くだろうか。