anomeno

神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2020.10.21

なんとなく今なら書ける!という気分になったので。書きたいことや気持ちがあっても、結果それが怨念の塊みたいなものになってしまうと「こんなんどうすんねん…」という気持ちになって消してしまう日々でした。別に誰に向けたものでもないのにね。日記を書くことは、自意識とのたたかいみたいだ。

大体書きたい!という気持ちが芽生えるのってサウナに行ってるときなんだよなあ。今日もそう。半年前に転職した元同期と予定を合わせて仕事終わりにサウナに行っている。なんだかんだ月1くらいで会っているので離れている感じがしない。水曜19時からは「有吉の壁」が放送してるのに今日も「東大王」だった。悲しい。有吉の壁とサウナの相性は本当に最高なんです。目が離せなすぎて少し長めに蒸されるのも良い。それにサウナの中ってみんなテレビ番組への感受性が1.5倍増しくらいになってる気がするから簡単に大爆笑しちゃうんですよね。おじさんも若者もみんな笑ってるのが良い。数週間前に気まぐれで流れてた瞬間を体験しちゃったので水曜日はどうしても期待してしまう。

 

一ヶ月ほど前に仕事の都合で自分の写真を撮ることがあり、ふと撮られた自分の写真に目を落とすとその肥え具合に心底げんなりしてしまった。これはまずいと思い立ってから区民プールに通って泳ぐ日々。泳いでいてあんなに「ぜーはーぜーはー」言ってるのは本当に自分だけだ。何故じじいのクロールは最低限の動きであんなに速いんだろう。何故子供たちはあんなに無限に泳ぎ続けられるんだろう。意味がわからない。ようやく1km泳ぎ切って帰る日々。感染予防でドライヤーの貸出をしてないらしく、帰りは濡れたままの塩素くさい髪のまま歩いて帰る。この感覚知ってる、という気持ちで当時とはまったく違う景色の道を歩いて帰る。

ちょうど同時期に会社の先輩から「痩せたいと思うならまずこれを見ろ」と勧められたのがYouTubeの『マッスルグリル』だった。ボディビルダーのシャイニー薊とスマイル井上による減量飯レシピが多く公開されている。「根性論じゃないダイエット」をモットーに、とにかく摂取カロリーが消費カロリーを上回らないこととPFCバランス(タンパク質、脂質、炭水化物)を崩さないことを徹底的に計算されている。その反面でやりすぎないこともダイエットの重要なファクターにしているので続けられる。何より動画内での小気味のいい会話とそのレシピの大胆さ(料理名は沼、セメント、マグマ、ボルケーノ、etc...)に惹かれる。今の自分がプレゼンしても何の実績もないのでしっかり落としてから声を大にして言いたい。

 

先週末にはROTH BART BARONのライブを見た。自分の住んでるところからは遠い遠い八王子よりもとっと奥のキャンプ場で行われたライブだった。片道2時間かけて行った。コロナ禍以降ではじめてのライブだったけど、あぁこういう感じだったよなぁ。と別に1年も経ってないのに思い出してしまった。ロットのライブは初めてだったけど良い曲だらけでまっすぐに感動した。ホーンの音と高域の声の相性が最高。あと、ライブ会場に出店していた五ノ神製麺のラーメンが今年1番くらいに美味しかった。少なくとも出店とかのレベルじゃない。大行列できてたもん。暗い山を降りて、もう多分二度と歩かないんだろうなあって住宅街を歩いて帰ってきた。切なかった。

 

最近見た映画で好きだったのは大森立嗣『星の子』と黒沢清『スパイの妻』だなぁ。どっちも今年公開の日本の映画でベスト級に好き。