anomeno

神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

雨と晴れの隙間で誰も知らないダンスを

えーお元気ですか。僕はだいぶ元気です。

いつもこの番組を聴きながらあなたは途中で寝ていましたが、今日はどうか最後まで聴いてください。

この一か月ずっと友達の家を転々としながら、あなたと出会ってからのことをずっと思い返していました。

最初は全然タイプじゃなかったんですけど、いつのまにか好きになって、好きになればなるほど、ほんとにすごくその、あなたの優しい部分に甘えてしまって。僕のすごい弱い部分を受け入れることを許容してしまっていました。

あのー前に送った手紙には今はなんだかあたたかい気持ちでみれていますって書いたけど、ロマンスカーをみてもフレンチブルドックをみても渋谷に行っても、毎日渋谷に行ってたのに一回だけあなたが渋谷のTSUTAYAの前で待っていたときのことを思い出して、胸がギュッとなります。でも胸がギュッとなるたびに「よし頑張ろう」という気持ちになりました。

そうやってこう一か月間、そんな僕の弱い部分を変えるために過ごしてきました。あなたにとってはもう吹っ切るための期間だったのかもしれないですけど、僕にとっては人生でいちばん長くて苦しくて、すごく成長できた期間でした。

信じてもらえないかもしれないですけど僕は変わったと思います。

あなたがずっと僕に伝えようとしてくれたことがわかる人間になったと思います。

だから僕はもうひとりでも大丈夫です。

もしこの先、誰か別の人を好きになって付き合って結婚したとしても、もう不安にさせたりしないし傷つけたりしないし、もう大丈夫だと思います。

でもやっぱり僕はあなたのことが大好きで、どうしようもなく大好きで、もう一度大好きになってほしくて、夜中に一緒に散歩したり 朝起きてよくわかんないダンスを見せられたり、朝ご飯を一緒に食べたり、今度は僕が支えたり、笑わせたりします。もう二度と泣かせたりしません。

なるべく早くお金の心配もしなくていいようにします。本当に本当に世界でいちばん大好きです。

だから僕のお嫁さんになってください。

 

 

以上がここ数日、自分の胸を締め付けて止まなかった「空気階段の踊り場」における水川かたまりのプロポーズでした。おれの人生におけるベストポップカルチャーのひとつとして刻まれました。

 

以下、リンクなので世界中のみんなに聞いてほしい。

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