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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2021.07.21(ドアがね、鳴くんですよ)

朝ごはんを食べてフレックスで10時出勤した。職場のドアが軋んでいて開け閉めのたびに「キィィィィィィ…キィィ…バタン」と鳴く。ここ数日のこと。油でも差したらいいんだろうけど自分も含めてとくに誰も動かない。自分は気にしたが最後耳に音だけは入ってくるので誰かが出入りするたびに鳴き声を意識してしまう。開けたドアを閉めるのを惰性に任せてしまうと盛りのように泣いてしまうので、せめて締め切るまで手で引いてあげると音は出来るだけ小さくなる。とてもとても無駄な努力。そもそもみんな気にしてない。通勤の時間にラジオクラウドでアトロクの『花束みたいな恋をしたはなぜ私たちの心を鷲掴みにしたのか?』特集を聞いた。リスナーの方のメールにちょっと涙した。テアトル新宿で31日に行われる坂元裕二氏のティーチイン付上映も参加したかったけど予定が合わず。もし参加できたら「僕は麦と同じ新潟県長岡市出身なんですけど、なぜ麦を新潟県長岡市出身にしたんですか?人物の出自を決めるときにどんなことを意識しますか?」って聞いてみたかった。意外と坂元裕二作品には新潟が登場する。「不帰の初恋、海老名SA」にも佐渡島が登場するし、なんか他にも出身が新潟の人がいたような。花束といえば、お恥ずかしながらこの歳になって最近今村夏子の「こちらあみ子」を読んだ。凄すぎて失神しそうになった。物語としての危うさと浮かぶ映像の美しさが奇跡的なバランスで成り立ってるように感じた。だからこそ映像化されるのが楽しみすぎる。尾野真千子のほくろに想いを馳せたい。あみ子を演じるのはどんな人なんだろうなあ。

仕事終わり、先輩と一杯のお酒をあおりながら帰った。(一杯ではない)プライベートのこととか仕事のこととかをいろいろと話した。実は別部署の社内公募に応募したことを言える感じではなかった。これから結局はよくわからない連休に入る。色んな人に会いたい。