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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2019.06.28〜06.29

仕事終わりに友達と会う約束をしていた。予定で定時に終わるはずだった仕事が現場の都合で半日つずれ込んだことで17時を過ぎても一向に終わる気配がない。例えるなら、こんな感じのピザを焼いてください、というお願いを現場にレシピを書いてお願いするわけなのですが、予定なら10時に生地から作り始めるとキッチンの人は言っていたはずが開始が13時になり、さらには機械の不調でこねてもこねても希望通りの厚さにならないと言うのだ。じゃあ小麦粉を減らしてみましょうかとか、水を増やしてみましょうとか言ってみるものの一向に出来ない。月曜日には焼きあがったピザが欲しいのでなんとか金曜日中に窯には入れたい。もう19時をまわっている。イライラが募る。20時にかかろうとしたところで痺れを切らして、もう土曜日来て焼くことを決意する。赤羽に急ぐ。赤羽駅で友達の車に乗り込みドライブ。焼肉を食べた。美味しい。普段電車で通ったり、歩いて通ってる道を車で通ると不思議な感覚になる。なんだろうあれは。自分のいる場所じゃないように感じる。そのまま深夜まで話しながらドライブをして帰る。

 

起きて、社員証のカードをなくしていることに気付く。忘れ物や失くし物には慣れたものだ。すぐにJRと私鉄の駅に電話してJRのちょっと離れた駅に届いていることを確認して取りに行く。本人確認で免許証を出すと「本籍は新潟なんですね。ここで昔働いてたことあります」と駅員さんに言われる。こういうことよくある。前に乗ったタクシーの運転手さんもそうだった。謎の邂逅。

そのまま会社に行って出来上がってた生地を窯に入れる。終わり。(あくまで例えなので。ほんとはピザ職人じゃないです。)

その足で「スパイダーマン Far From Home」を観に行く。最高。中盤でガラッと視点が変わる構造になっててその瞬間おぉ〜って言ってしまった。ゼンデイヤちゃんは最高に可愛いし、ジェイク・ギレンホールも最高。そのまま「ホットギミック」も観ようと思ったのだけどけっこう時間が空いたのと強烈に眠かったので近くの銭湯に行く。初めて行く場所でやたら薄暗いって印象しかなかった。サウナも普通。人がいっぱいいた。ととのいながら寝てしまった。その後で「ホットギミック/ガールミーツボーイ」を見る。むちゃくちゃ好き嫌いの別れる映画だろうし自分が好きか嫌いかもわからない。でもこういう「わからない」っていう言語化できない感情こそ大事だと思う。共感できる、わかることしか起こらない映画ってまぁおもしろいけど普通というか。なんでこうなる?とかなんでそんなことする?っていう疑問や違和感を感じることこそ映画の魅力だと自分は思って見てる。