anomeno

神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2019.06.26

むちゃくちゃ暑い。今日はほとんど一日現場に出ていたので蒸し暑いにもほどあった。滴る汗が目に入って痛い。ふと気づくと隣にいるおじさんがこちらを見てる。「働いてて楽しいか?」と聞いてくる。「いや、楽しくはないですよね。」と答える。「そうだよな。なんでこんなつまらないんだって思うよな」「そうですね」「でもな、こうやって働いてないと人間だめになるんだよ。何もしてないと罪悪感感じるだろ?楽な仕事したいって思うだろうけど、いざ楽な仕事しだしたらこんどは退屈に感じてくるんだよ。人間って矛盾してるよな。だからクソみたいな今の仕事にかじりついたほうがいいんだよぼうず。な。」「じゃあおじさんは何もしないで月50万円もらえたらどうしますか?宝くじで3億円当たったら?」そう聞くとおじさんはだんだん薄くなって消えていった。心なしか悲しい顔をしてた気がする。嘘です。