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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2019.06.15

友人の結婚式だった。結婚式ってほんとにいいものですね。自分も結婚式あげたくなる。そのためには結婚しようってなる。そのためには誰かを好きになろうと思う。そこから。誰かを好きになる。ということをよく考える。どういうものなのか、年を追うごとにわからなくなる。うたた寝をして起きた時にふと会いたくなるとき、待ち合わせの横断歩道の先で待ってる姿を見つけたとき、同じものを見て違うことを思うことに気づいたとき、そんなときに好きは生まれるかも、と思ったりするけど、それって友達にも思うしなあ。とも思う。こんなことを思う自分に結婚はまだ早い。今日の結婚式で流れていたV6の「愛なんだ」に全てが詰まってるような気がした。"傷つくことを恐れちゃだめだめだめだめだよbaby"だよね。おめでとう。

 

自分は"人が誰かを好きになる瞬間"フェチなのかもしれない。例えば恋愛映画は基本的に誰かの恋が成就したあとのドラマに興味はない。その恋が実ろうが、実らなかろうが、誰かが誰かを好きになる瞬間を捉えた瞬間に美しさを感じるのです。例えば、江本祐介の『QUIET TOWN OF TOKYO』、リチャードリンクレイターの『ビフォア・サンライズ』、今泉力哉の『愛がなんだ』、山戸結希の『溺れるナイフ』、田島列島の『子供はわかってあげない』、フジテレビの『あいのり AsianJourney』などなど。

 

いつか誰かが恋に落ちた瞬間を聞いて集めて本にしてみたい。ひとつのゆめ。