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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2015年春ドラマ感想まとめ

その他

 

2015年4月〜6月期のドラマの感想をまとめて。

あらすじ・キャストが公開された時点では飛び抜けて惹かれるものはなかったのだけど、蓋を開けてみれば毎週録画で追っているものが多く「あ、今日は〜曜日!あのドラマだ!」と楽しみが多かったです。途中脱落してしまったものもありますが。

 

 

 

■ようこそ、わが家へ

  • 原作 - 池井戸潤『ようこそ、わが家へ』
  • 脚本 - 黒岩勉

 

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倉田健太は、ごく平凡な家族とともに暮らす29歳で出版物の装丁などを手がける個人事務所で働いていた。自分のことを臆病者だという彼はある日、仕事がうまくいかない鬱憤もあってか、電車の列に割り込もうとするニット帽をかぶった男を注意してしまう。健太は電車を降りてからの帰り道をその男に尾行され、その日以来、彼の家には執拗な嫌がらせが続くようになる。

ようこそ、わが家へ - Wikipedia

 

ドラマの大筋はおおまかにニット帽の男(というか嫌がらせをしている人物)は誰なのか!という側面と寺尾聡演じる倉田太一が会社の不正を暴くという側面の二つが同時に進行して行ったのだけど、原作が池井戸潤というだけあって会社の不正を暴く父サイドでは「半沢直樹」や「花咲舞が黙ってない」ばりの専門用語(主に先物取引)が飛び出して一瞬「これは何のドラマなんだろう…」と戸惑いつつも引き込まれた。

悪の象徴である竹中直人の徹底した嫌な上司っぷりは流石で、ほぼほぼ最終回まで溜まる苛々。しかしそこは池井戸さん、勧善懲悪のラストでスカッとする土下座までもっていってくれました。このシーン、香川照之および安田大サーカスの団長が浮かんでにやにやがとまらなかった。

あとは、何度このドラマの中で「善処します」というセリフを聞いただろうか。

 

一方、メインのストーカー探しサイド。

最初はストーカーがじわじわ追ってくる演出が「トリハダ」ぽく感じて良い感じだったのだけどストーリーが進むにつれてドラマが、怪しい人物を周囲に散りばめて、あいつが犯人か!?…ちがう。じゃああいつか!?…なんか微妙に違う。…あいつか!?を繰り返す、いわゆる「フードの男は誰なのか?」という興味の持続でしか成り立っていなかったように感じた。もちろんそこが大きなテーマだったからそれでいいんだろうけど、

にしてはオチが弱すぎるよ!!!!誰だよってなるよそりゃ!!!

 

もうこっちは沢尻エリカが犯人じゃなきゃ驚かないぞって構えてたくらいなのに!最終回前どうやら沢尻エリカと犯人が関わってるっぽいぞと匂わせておいて蓋を開けてみればそれだけ!?と、ツッコミどころいっぱい。

原作で読んでいたらそういう部分も納得したのかなあ…?

 

二時間ドラマにまとめたらもっともっと楽しく見られたと思う。

キャストに関しては、寺尾聡の部下を演じた山口紗弥加が全てを持って行ってしまった。もう主役じゃん。

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最後、エンドロール後の展開については完全に閉口です。

 

 

 

 

 

 

■マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜

 

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弁当屋を立ち上げるため、祖父の家で多忙な毎日を送るバツイチのシングルマザー・蒲原希子は、仕事のため5歳になる息子・陽斗を預ける保育園を探していたが、保育園児童待機の問題で、なかなか見つからずにいる。そんな中、奈良岡フミの誘いで、彼女が園長を務めるしずく幼稚園に入園を決めるが、そこは登園時には高級外車がプチ渋滞を起こし、高級ブランド品を身につけた富裕層が集まる名門幼稚園だった。しかも、園内には徹底としたママカーストが存在していた。希子はしずく幼稚園で待ち構える困難に立ち向かっていく。

マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜 - Wikipedia

 

ドラマ予告を見た時点では、「これ杏が前やってたドラマじゃん!」というツッコミがでてしまった。(「名前をなくした女神」)

実際見ていても、ベタベタな展開だったり底抜けに明るくて一言多い主人公の人物像はやっぱりどこかで見たことある感を拭えなかったけれど、結論。やっぱりベタはおもしろい。ということ。

幼稚園に集まるBMW、驚愕の別荘、飛び交う「ごきげんよう」に我が家ではツッコミの嵐であった。

あとは、ここ数年の子役の恐ろしい演技力の飛躍もあってか、無意識に子役も一人の役者さんとして見ていることに気づいた。恐ろしい。

 

そして、特筆すべきは主役の木村文乃。のえくぼ。

なんだこれは。きっとこの世の未知と希望が詰まっているんだろう。

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■Dr.倫太郎

 

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患者の話を丹念に聞き、人々の傷ついた心にとことん寄り添うことで、病める心を解きほぐす精神科医、日野倫太郎(堺雅人
彼の治療法は世間でも評判で、大学では教鞭を執り、多くの著書を出版しテレビにも出演する。
そんな彼なのだが、
「恋愛とは一過性の精神疾患のような状態である」という考えのもと、ことさら自分自身の恋愛には消極的だ。
何かと彼の面倒を見てくれる幼馴染の百合子(吉瀬美智子との関係も「恋人」と呼ぶにはふさわしくないのかもしれない。
しかし、大学の理事長・円能寺(小日向文世との会食で、倫太郎は新橋の売れっ子芸者、夢乃(蒼井優と出会い、その人生を大きく狂わされていくこととなる・・・。

Dr.倫太郎 - Wikipedia

 

私的今クールベストドラマでした。

メインから端までこれだけの役者さんを並べられたらそりゃ見てしまう。でもそれだけじゃなくて脚本、演出も素晴らしかった。

精神医療をテーマにしているだけあって、なぜこのような手法でカウンセリングを行うのか、なぜこのような症状がでるのか、という点ではしっかりと言葉で説明を行い、逆にそれとは別のさりげない感情の変化を表すときには一切台詞を使わずに、ピントの切り替わりや役者さんの表情で表現するというまさに行間を読ませるような演出はとても自然で、Womanのカメラワークに似てるなあと思っていたら水田信生さんという方が演出で同じでした。流石。

上にもあげた説明しすぎない演出もそうだけど、見ている人をナメていない(これくらい言葉で説明しないと見ている人はわからないだろうという声が聞こえてきそうな演出、台詞は、まあよくあるよね)演出として特に目を見張ったのが、第7話。

 

自閉症スペクトラムの男の子がその脳の研究のために検査されることを提案されるが、倫太郎を含む周りの大人は自閉症の子供が耐えられる検査ではないとそれを止める。そんな中で、言葉のコミュニーケーションを取ることができない男の子が倫太郎の前でひらがなの文字盤の文字を一文字ずつ指して自分の想いを伝える場面。

まずこの男の子の演技がまあすごい。さりげなく頭を掻くところとか。

で、このひらがなを一文字づつ読み上げていくところ、自閉症という役柄もあってかイントネーションがばらばらかつ、とても長かったため正直かなり集中しないと文として聞き取るのは難しくて、劇中で倫太郎がそれを紙に書き起こしていたのであとで全文読めるだろうとタカをくくっていたのだけど、そう。僕はなめていた。馬鹿は僕だった。その文はその後読み上げられることはなくドラマは進行していった。運良く録画していたので後でしっかりと聞きなおすことができたけどこのシーン、ながら見なんて許さねえ、全神経を使って見ろ!と言わんばかりの作り手の強い意志が感じられてちょっと反省した。その全文がこちら。

 

「おじさんたちより ぼくはながいきするんだよ

ぼくがおとうさんになったとき 

ぼくたちのこどもが ぼくみたいにこまらないように

ままがぼくのために がんばっているように ぼくもがんばるよ

きかいにはいる

そうすれば えらいせんせいたちが 

なにかいいほうほうを おもいつくかもしれないから」

 

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あとは何と言っても、高畑淳子。これに尽きる。 二重人格をみごと演じ分けた蒼井優も御歳35歳を迎える高橋一生が頼りない研修医を演じたのも素晴らしかったけど、やっぱり高畑淳子演じる、るり子の恐ろしさたるや。 ドラマのラスボスとして君臨して最終回直前まで一向に倒せる気配すら感じなかったほど。   と、話し出したらあれもこれもと溢れ出してくるのでこのへんで。 ラスト、これまで支えてもらいながら歩いてきた明良が一人で歩いて行くシーンはなんとも強く美しかった。

 

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■アイム・ホーム

 

半分くらいで脱落…

「ようこそ、わが家へ」以上の話の進展のなさにマンネリしてしまいました。

Womanの陸くん(高橋來)の成長した姿が見れて嬉しい。

 

 

 

アルジャーノンに花束を

 

同じく半分くらいで脱落。途中までは熱心に見ていたのになぜだろう。

まず始まる前に、あのアルジャーノンがリメイクされる!だれだろう主役は!とワクワクしたところにキャストをみてちょっとがっかりしていた(何ならちょっと怒った)のだけど実際山ピーの演技すごくよかったよ。なのに、なぜだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

という感じでした。

次のクールもはまりそうなドラマがないない言ってるけど蓋を開けてみればがっつり見てしまうのでしょうか。

ど根性ガエルに期待!