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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

無限の海は広く深く - 『カルテット/第10話』

ありがとう、カルテット・ドーナツホール。そして一生ついて行きます坂元裕二先生!という締めのような言葉で始めさせていただきます。いやー。いい最終回でした。見事にゴールテープを切ってくれました。この生き辛い世界でご飯を食べて息をしてサバイブす…

月の船は滑りだす - 『カルテット/第9話』

開始数秒で登場する本物の早乙女真紀と、早々に明かされる戸籍売買の顛末。第8話のラストにおける衝撃からしたら何だか肩透かしを食らったかのような幕開けから始まる最終章・前編の第9話。「時間軸がずれている!」という視聴者の深読みを知ってか知らずか…

ナポリタンの夢を見ていた - 『カルテット/第8話』

もしも間違いに気付くことができなかったのなら 平行する世界の僕はどこらへんで暮らしてるのかな 広げた地下鉄の地図を隅まで見てみるけど 2017年に突如投下された小沢健二による名曲「流動体について」の一節を引用するところからはじめてみましょうか。い…

行かないで、光よ - 『カルテット/第7話』

音ちゃんが練に向けてレシートを読み上げた第7話(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』)、烏森さんの「過去からは逃げてもいい。逃げ切れるなら」という言葉が光った第7話(『問題のあるレストラン』)、結夏が光生に読まれなかった手紙を書い…

ありのままで - 『カルテット/第6話』

前回の第5話の流れを受け継ぐとしたら、足元に"真っ赤な"ウソを携えて登場した夫さん a.k.a. 巻幹生!こだわりを捨てきれない人間臭さとかそれでも自分を出し切れない情けなさとか、表裏一体の人間味を見事に表していたクドカン。これはもう間違いない采配だ…

うそはあかいろ - 『カルテット/第5話』

「出会った時から嘘で結びついている」 「嘘でも嬉しかった」 「ほら、真紀さんも嘘つき」 「すずめさんは嘘つかないんですか」 「みんな嘘つきでしょ」 嘘、嘘、嘘。このドラマは嘘から始まったドラマだ。いろんな嘘があった。まだ隠されてる嘘もあるだろう…

人は選択肢に恋をする - 『カルテット/第4話』

溜め込んだゴミを眺める四人。「捨てられない」場面から第4話は幕をあける。ただ一人別府さんを除いて、ほかの3人は一向にゴミを捨てに行こうとしない。そうこうしていると家森さんを追う半田(我らがD坂間)が現れて家森さんのヴィオラとゴミを持って行って…

魔法少女が見たものは - 『カルテット/第3話』

どうしたものでしょう。いくら坂元裕二好きとは言え、いくら満島ひかり好きとは言え、こんなに素晴らしいものに火曜の22時にテレビをパッとつけただけで巡り合っていいものだろうか。其れ相応の機関があるのだとしたらどうかお気持ちの一つでも受け取ってく…

それもまた行間 - 『カルテット/第2話』

いやね、ブイヤベースと餃子の話から唐突に始まるドラマがありますかね?しかもそれがめちゃくちゃ面白いときたからもうね。こんなに瑞々しい会話たちが毎週見れるなんて嬉しすぎる。きっと餃子の話も「秘密を包み隠した」4人が話すから面白いのだろうな。の…

耳をすませば - 『カルテット/第1話』

なんたる瑞々しさだろう。一年前の「いつ恋」とも違う。男女4人という点で共通する「最高の離婚」ともまた違う。圧倒的な会話の面白さ、とびきりキャッチーなのにどこか不穏で何かイビツ。例えば「最高の離婚」の会話劇がメラメラ燃える赤い炎だとしたら、…