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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2021.11.16(あらゆる予感は予感のまま)

連休明け、実に10日ぶりの出勤。結局夜更かしのリズムが直らず深夜2時くらいまで無駄に起きてしまいやっぱり朝がきつかった。異動してきて大体1ヶ月。本格的に新しい実務が始まって仕事ができるけど割と冷酷な先輩(冷酷だからこそ仕事ができるような気かもする)と短期的な目標と中長期的な目標の話をしたけど、短期的な目標はまだしも中長期的なことなんてまじでわからない。冗談抜きで10年後に世界が終わってたっておかしくないのに。ただ、そんなことは言えずなんとなくのイメージを答えた。「今いる誰かの姿を目標にするのは正しくない」ということの意見だけは一致して終わった。今の職場の人は隙あらば休むし、隙あらば帰る。それが自分にとっても心地良いけど、裏を返せば当たり前のようにやるべきことを済ませてるということでもある。みんな生え抜きの中途なだけあって会社に対する愛着もないので、変な慣習には変と声を上げるし平気で暗黙のルールを破るのでそういうところも自分に合っていると思う。それも裏を返せば、いつだってこんなところ出ていけるという気持ちなのだと思う。自分が先輩のことを冷酷だと思ったのにもそういう側面が見えたからかもしれない。良いとか悪いとかそういう話はまったくなく、バランスはいつだって難しい。

予感だけがあればいい、と映画を見ていると思う。好きな映画は何?と聞かれたら「予感だけがある映画」と答えたい。これから何かが起こりそう、自分は何かになれそう、あなたとわたしはどうにかなりそう、みたいなそんな予感だけが感じられればいい。アメリカンスリープオーバー、かぐや姫の物語、はちどり、生涯ベストにあげる映画は須くその要素に当てはまる気がする。この曲が好きな理由もそういうことだと思う。

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