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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2021.11.09(ひまつぶしです、と言われても)

朝起きてインフルエンザの予防接種を受けに行った。ワクチンの数が少ないと聞いていたけど、初診なのに普通に打てた。雨が降ってる中を傘をさして歩いていった。思ったより小さい病院で自分の他にはおじいさんが一人いるだけで、時間に余裕を持っていったはずがものの5分で終わってしまった。また傘をさして来た道を戻った。ひたすらM-1の3回戦とYouTubeの動画を見ているけど見ても見ても終わらない。なんのために見ているのかちょっと良くわからなくなって来た。気付いたらうとうとしててちょっと寝た。うどん作って食べた。ひまつぶし、と宣言されて始まる出会いってなんだろうと昨日のことを少し思い出して心が曇った。そんなこと言われたら関係なんて築けないんじゃないか。案の定連絡する気も起きなくなっているしなんだかなぁ。という気持ち。14〜16時指定の宅配便を待っていたのだけど一向に届かず、まぁそういうこともあるだろうと18時頃まで待つも来る気配がない。ステータスもずっと配達中のまま。問い合わせをしてみると、手違いでセンターから荷物を持ち出していないのに、持ち出した処理になっているので、今からまた戻って荷物を取りに行き、それから配達するとのこと。だから21時ごろになると言われた。21時前には家を出なくては行けないことを伝えてそれまでには配達してほしいとお願いした。待っている時はちょっとイライラしたけど、いざ電話をしてまして玄関口で顔を合わせるととても怒る気にはなれない。きっと普通に怒る人もいると思う。怒らない自分偉くね?とかそういうことではまったくなく、もう怒ってもどうしようもないという諦めに近い何かが胸の半分以上を占めているような気がして、それはそれでどうなんだろうという気持ちにもなる。人に怒れない。感情をぶつけられないのはそれはそれで対人関係として問題でもある。胸のもう半分を占めるのはケン・ローチ『家族を想うとき』を思い出してしまうからな気がする。ドライバーはドライバーである前に人でしょうという気持ちもやっぱりなくはない。雨は上がっているのにモヤモヤした気持ちのまま家を出た。