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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2021.11.01(毎日のせいで涙を見落としてるはずだから)

ぐちゃぐちゃな身体を起こして今日も目が覚めた。はっきりしない天気が妙に心地よい。明日、M-1の3回戦を見に行くつもりだったので午後休みの予定にしてたら「いや、午前も休めばいいじゃん!」とみんなにつっこまれたのであ、じゃあ。という感じで明日は休みになった。お昼休みに前の席に座ってる先輩が「いや、今日朝暑かったんで」と言って棒のアイスを食べてた。帰り道、電車がすごく混んでいた。立っている自分の目の前に座っている高齢の女性が降りようしている中で、女性に背中を向けて脇に立っていた若者が隣にいる友人と話しながら振り返ろうともせずずっと立ち塞がっていた。ぶん殴りたくなった。結局、周りの人たちが一度降りたりしてスペースを開けて腰の曲がった女性は駅を降りた。自分もその隣の駅で電車を降りた。こんな箱に詰められてたら人間おかしくなると本気でちょっと思った。そんなふうに考えたのは世の中で起きてる酷いことが影響してないとは言えない。公開された当時に書いたトッド・フィリップス『ジョーカー』の感想を思い出した。当時と思ってることはまったく変わらない。

コンビニに寄ってチケットを発券したりした。友達に「このグミ硬いよ」と教えてもらったパスティーユのミント味を買った。確かに硬い。ミント味なのも相まって「飲めるガムだな」と思った。1駅分歩いて帰った。実は昨日友達とPodcastを録ってる最中に黒く光るアイツに遭遇し超冷静に対峙したのがずっと頭の中に残っていて、ドラッグストアで置くタイプのやつと事前に吹きかけるタイプのやつを買った。まぁ山だし外からも入ってくるよね…と自分に言い聞かせる。部屋に着いて早々にスプレーをかけたり部屋の隅に置いて回ったりした。そんなことをしてたら荷物受けに手紙があるのを見つけた。親しい友達からの手紙だった。確かに最近新しい住所聞かれたな、と思い出す。開けて読むと、なんてことないことと、なんてことあることが書かれていた。すごく嬉しかった。静かに折って封筒にしまった。スプレーかけても弱ったアイツらは出てこなかった。気付いたら横になって寝てしまっていた。いろんなことがあって感情が置いてかれそうになるよなとふと思う。自分の中では凄惨な事件が起きてしまうことにキツいと感じる心と、M-1の予選の動画が連日公開されて見るのが追いつかないなって感じる心がほぼ同時に並列に発生したりする。また自分のことがよくわからなそうになっているので深夜にこれを書いている。書いたってわかりゃしないのに。