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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2021.10.01(主人公感)

午前中は家で仕事した。何もかもギリギリだった。(ねむかった)雨は降りすぎてる。さすがに。午後は引越し先の管理会社に鍵を受け取りに行った。これはついでの用事。『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』のライブイベント『真空ジェシカの主人公ちゃん』に行った。行く途中電車の中で海苔を巻くタイプのおにぎりを食べてる人がいて、なんかじっと見てしまった。一緒に行く友達と中野で待ち合わせてコーヒー飲んでから中華を食べた。明日が誕生日だったので『はちどり』のDVDを贈った。あとこの人にはこれを読んでほしいと思ったので日比谷COTTAGEで『急に具合が悪くなる』を買ってそれもあげた。自分用に芸人雑誌vol.4と真造圭伍『ひらやすみ』も買った。『急に具合が悪くなる』は自分が深く関わってきた人、関わっている人、関わっていく人に読んでほしくて、この人なら!と思う人には半ば押し付けるような形でもいいから贈っていきたい。中華料理屋さんに入ったら当たり前にアルコールのメニューが出ていて、そうか。じゃあせっかくだし、ということで生ビールを一杯だけ飲んだ。冷えたジョッキを持つのとそれをコツンと合わせるのとあの一口目の感覚がものすごく久しぶりだった。なかのZERO小ホールでイベントを見た。むっちゃくちゃ笑った。ママタルトと大喜利きしたかのと剣道(吉住が審判)、それぞれのネタ、と盛りだくさんですっかり疲れた。剣道は川北さんとたかのさんがガチで試合するのをただただ見る、というだけだったのだけど剣道特有の緊張感と身体の細やかな機微が間近で見れて本当に見入ってしまった。川北さんの身のこなしがとてもしなやかだった。真空ジェシカのネタはまじで涙が出るほど笑った。終盤、壊れたようにあるくだりを繰り返すみたいなゾーンに入るんだけど、ほんとこういうのに弱い。もう一生見てられる。確かちょっと前のマヂラブANN0でモーニング娘。のザ⭐︎ピ〜ス!の最後を永遠に繰り返すみたいなくだりで死ぬほど笑った。あの感じです。あとね、吉住のネタがまじですごかった。今からめちゃくちゃ無粋なことをします。どんなネタだったかというと、吉住が演じるのはおっとりしたイメージの女性で、会社のお昼休憩時間に同僚と話しているところ。上司のミスを着せられても「誰だってミスはするからさぁ〜。そんなことじゃあ全然怒らないよぉ。」と言う。そんなところにテレビの音声が流れる。「人気ロックバンドのボーカル〇〇さんの不倫報道が〜」それを聞いた吉住が突如狂ったようにキレだす、という流れ。そのキレ具合のおかしみももちろんあるのだけど、見えない話し相手が「不倫って当事者間の問題じゃないの?」と問うと「え?わたし当事者だよ?だってーテレビ見てるし。」と答える。この線引きの危うさにもゾクッとする。「いまエクセルに不倫した人が謝罪会見をしたかどうかと謹慎期間が何年だったかをまとめてるんだぁ。」という謎のディテールにも笑う。最後に同僚の夫が不倫してることが判明すると「へぇ。そうなんだぁ。大変だねぇ。」で暗転。まじでひっくり返りそうになった。こう見ると、結構露悪的なコントなのでは?って気もするけど吉住の演技にそう見えないだけの説得力というか、こういう人がいるという実存感とその危うさをちゃんと発していて、自分はまったく嫌な感じがしなかった。ニューヨークの軽犯罪のネタにも通じるイズムな気がした。終わっておもしろすぎたねぇと友達と話しながら電車に乗って帰った。Twitterを見てホムカミの福富さんが会場にいたことを知る。おれはホムカミのトートバッグを持っていました。

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