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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2021.09.14(ミスタードーナツと味の薄いラーメンと)

朝起きてゆで卵とヨーグルトを食べて家を出た。最近ゆで卵やねん。ちょうどいい気温、と思ってたら雨がぱらついてきた。お昼に同期と家に帰って空き巣と出くわしたらどうするべきか、について話した。自分はトイレに逃げ込んで鍵をかけるという映画やドラマでいうと最悪手をとってしまった。帰る頃には雨がどさどさ降っていた。帰ってオリジンのサラダとカレーを食べた。おいしいレトルトのやつです。全然自炊する気力が湧かない。TVerでいろはに千鳥を見た。第一回豚バラびしゃがけ選手権。タイトルだけでもう良い。相席食堂もテレビ千鳥もクセスゴもみんな面白いけれど、なんてったっていろはに千鳥だ。一時期アホみたいに働いてたとき、夜23時に家に帰ってきてご飯を食べてからいろはに千鳥をひたすら見てた。どう考えてもおかしかったけど、いろはに千鳥がなかったらまじで何かが壊れてた気がする。DVDをセット買いして浦和かどっかでやってた「いろはに千鳥ファンクラブ」にも行った。ロケ行けないことが残念だけど今回はスタジオ収録でも至極の回だった。f:id:moire_xxx:20210914210808p:image

かまいたちの知らんけど」の特別編「スーパーイズミヤへ、濱家最後の挨拶」を見た。

話題の通りむちゃくちゃ良かった。イズミヤの思い出がちゃんと濱家の個人史というか場所に根付いた思い出になっているところに涙腺が刺激される。きっとそれは自分にもそういう場所ってあったよなあという記憶の想起でもあるのだと思う。それはきっと長岡駅前のイトーヨーカドーだろう。開店した30年前から2019年2月に閉店するまで、自分の幼少期から学生時代の間、その片隅に存在し続けた場所だ。思い出すのは、雪の降る冬に1時間は来ないバスを待つ時間つぶしで地下道を通ってよくイトヨに入った。(イトヨって言います?)大体は6階の本屋さんと新星堂が入ったフロアだった。あてもなくひたすらぐるぐるした記憶はなんてことないのに覚えている。1階に入ったミスドで誰とどんなことを話したとか、そんなこともやっぱり覚えてる。高校生のころバンドでライブをするってなったとき、リハが終わってライブハウスを抜けて地下のフードコートに来て味のうっすいラーメンを食べたのも覚えてる。お腹痛い痛い人間だったので一番落ち着ける紳士服売り場の階のトイレにわざわざ駅から歩いて入っていたのも覚えている。もうなくなってしまった。今さらめちゃくちゃ寂しいという温度感でもないけれど、場所に付随した時間を思い出すとしんみりしてしまうのは、どれももう決して戻ってこないからなんだと思う。歳を重ねていくとそういう場所が増えていくね。思い出せないことも多くなるけれど、ふとしたとき、例えば何かの匂いをかいだときとか、冷たい風が吹いたときとか、水に濡れたストローの袋をみたときとかに思い出せればいいんじゃないかとも思う。