昨夜は寝る前に黒沢清の『クリーピー 偽りの隣人』を見た。途中でやっぱ映画クレヨンしんちゃん見ようかなあと思って切り替えたけど気分が乗らなくてクリーピーに戻した。イカれた右往左往。画面の奥行きで不穏なことが進行しているのが見ていてとても気持ち悪くて気持ち良い。開始5分からいきなりぶっ飛ばしてる。『ドライブマイカー』でも思ったけど西島さんの演技メソッドなのか黒沢清と師弟関係にある濱口竜介の演出なのか西島さんの演じる人物の軽薄さというか圧倒的に信頼できない感がすごい。だから『昨日何食べた？』とか見るとハートフルに描かれる方に違和感を感じちゃう。クリーピーは高倉家で食べる料理がまったく何かわからないのが本当に気持ち悪いし、ビーフシチューをボウルに入れてお隣にお裾分けしてる時点でもう全員おかしい。窓の向こうに見える大学キャンパスにいる人たちの動きも本当に気持ち悪くて毎回鳥肌が立つ。
お昼は会社でカレーうどんを食べた。キングオブコントの審査員入れ替え、ちょっとワクワクしつつも設楽さんいなくなるのかぁ…でも一人だけ残すのは角立つしなあ…という複雑な思い。う大さんにいてほしいけどあの感じだとなさそうなので、東京03飯塚さん、バイキング小峠さん、アンガールズ田中さんまでは下馬評通り浮かんだしそうなってほしい。あと一人なあ。かまいたち山内さんとか？ロバート秋山さんとか？インパルス板倉さんとか？そのうちの誰でも納得するけど自分の中のベスト解というか、その人がいた！って感じにはならないので誰か教えてください。
あまりこういうところに書くべきでないことだし、消費するようなつもりでは書かない。という信念を持って素直に書いてみる。自分の職場は4階建ての社屋の4階にあって外階段を使うことが多々ある。今日自分の先輩がその外階段で4階まで上がると、仕切りのところに『青い春』の青木の状態になっている人がいたらしい。その先輩は「危ないからやめたほうがいいですよ」と静かに声をかけたそうだけど「大丈夫ですから構わないでください」とそのまま動かなかったらしい。あまり大きな騒ぎにならないように呼びかけて事なきを得たけれど、もしその立場にいるのが自分だったらどうしただろう。どんな風に行動できただろうと思った。その人とは話したことはないけれど顔を見たら分かるくらいには自分も知っている人だった。どういう思いだったんだろう。いくら想像してみたってやっぱりわからない。うーん。というかやっぱりこれを書いて自分がどうしようと思ったのかもわからない。でも書いてみて消して無かったことにするのにもやっぱり違和感がある。楽しいことだけ書いてればいいのかな。わかった気持ちだけ書ければいいのかな。それでも普通に仕事を終えて会社を出て、帰り道ずーっと考えていたけど結局なんにもわからなかった。これが手書きの日記だったら上からマジックで塗りつぶしたい。
