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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2021.08.29(流しコップンカー)

当たり前のように起きた。夜は暑かったり冷房をつけすぎて寒かったりする。友達と六本木のジャスミンタイに行った。ジャスミンタイは毎年フジロックにフードを出していて、そこで食べるチキンバジルとグリーンカレーは涙が出るほど美味しいのです。ライブそっちのけで食べてしまう。1日に2回とか平気でしちゃう。今年もタイ料理の出店はあって普通に美味しかったのだけどやっぱりジャスミンタイの幻影を見てしまうところがあった。なのでおれたちわたしたちのフジロックを取り返しに行こうぜ、という意気でジャスミンタイ本店に乗り込んだ。ガパオとサイドメニューでグリーンカレーを食べるという井之頭五郎スタイルで臨んだ。さすがに食べ終わったあと麺類を追加する余裕はなかった。五郎はまじでやばい。本店でもフジロックに出店している味と本当に遜色なくて、あの味…!と一瞬でカムバックした。どっちをメインにしてんねん、という感じはある。最近食べたものの中でダントツで一番美味しいものだった。店を出るタイミングでお店の人がめちゃくちゃ流しながらコップンカーと言っていたのを聞き逃さなかった。語尾はもうよくわからなかった。

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日照りはなくてもやっぱりじわじわ暑い。TSUTAYA併設のスタバでコーヒーを飲んだ。店内は当たり前のように席が埋まってたので外の席に座った。ドラマのこととかを話した。横軸にテーマや問題提起の表出度、縦軸に描写のセンセーショナル度をとるとしたら横軸の両極は坂元裕二と野木亜希子、縦軸の両極は岡田惠和野島伸司だね、みたいな結論がひとつ出てまじでそうだなと思った。最近のドラマが描く不倫の最前線の話を聞いた。花束の麦くんと絹ちゃんはどうすればうまく行ったのか、を本気で話したりした。答えはやっぱり出なかった。夕方になって別れた。日比谷線のホームで電車を待ってたらわりと大きめの声でカップルがケンカをしていたのでちょっと聞いてみたくなってイヤホンを外した。これは自分の悪い癖。あまり聞き取れなかったけど結構込み入った話だった。帰ってきて読んでなかった本を読んだりしてご飯を食べた。一日一日、流れてくるニュースが大きすぎて自分の中で反応したり飲み込んだりするのに時間がかかる。日々そんな感じだから多分1ヶ月前にショックを受けたこととかも薄れていく。でもそれで日々更新されていくのも辛いなと思った。より大きな問題に流されていくんだとしたら些細なことは置き去りになったままだ。こうやって書いてるのには、そういうことを忘れない意味もあるかもしれないなあと思った。なんとなくだけど、この先もっと長いこと書き続けることができたら、ひとつにまとめたいなぁとか思った。それは誰かに読んでほしいからなのか、自分だけに向けての記録のためなのか、ちょっとまだよくわからない。どんなふうにして作ったらいいかもわからない。そもそも書き続けられるかが一番怪しい。