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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2021.08.09(ゆめぴりか)

朝6時ごろ目が覚める。全身がダルいし、身体の節々が痛い。ちゃんと身体が反応してるなぁと思いながら体温計で熱を測る。36.8℃、いや熱はないんかい!と思って笑ってしまった。食欲だけはばっちりあるのでご飯を食べた。YouTubeでダイヤモンドのラッキー〇〇漫才を見て大声出して笑った。上の句のときに何がくるかを予想して当たった瞬間も気持ち良い。「ラッキー居酒屋、わん」は何度聞いてもわはははって笑っちゃう。たしかにこの場合のベスト回答はわんしかないよなあ。

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笑ってるうちに眠りに落ちてた。10時ごろまた起きる。ダルい。体温計で熱を測ると36.5℃。いや、下がってるんかい!と体温計を投げつけた。全然下がってる感じもしない。でも身体は動かせるし普通に元気。もし夜に熱が下がってたら映画でも、と思ってたけど無理そうな感じしかしない。

昨日Amazonで注文したドキュメンタリー『高畑勲かぐや姫の物語をつくる。-ジブリ第7スタジオ、933日の伝説-』のBlu-rayが届いていたので寝ながら見る。自分はジブリ映画の中では一番、映画と呼ばれるもののなかでも指折りの上位に来るくらい『かぐや姫の物語』が好きだ。誰かに言ってもあんまり伝わったことがなくて歯痒い。大体あの帝のアゴが尖ってるやつね、と言われるので内心諦めながら「うんうん。そうそう。」と言って話が終わる。ちなみに次点は『思い出のマーニー』です。これもなかなか伝わらない。自分は『かぐや姫の物語』ほど残酷で辛くて報われない話を見たことがない。それでもどこか人として生きることを肯定してくれているようで、しかもそれをあくまで表現として訴えているところが好きなんだと思う。主役の朝倉あきさんの声入れに問答無用のダメ出しをする一幕や宮崎駿の引退会見を冷ややかな目で見る高畑勲、宣伝用ポスターの色合いを巡って鈴木敏夫バチバチの争いをする高畑勲、といった名シーンも見所だけど高畑勲がプロデューサーに「なぜいまかぐや姫を書くのか」と問われたときの回答が凄まじすぎて思わず鳥肌が立った。これは多分副反応の寒気じゃない。

あなたはかぐや姫の物語を知ってますか?それなら私の質問に答えてみてください。ひとつ。なぜかぐや姫は数ある星から地球を選んで生まれたのだと思いますか?ふたつ。かぐや姫はかつて月である罪を犯してその罰のために地球に生まれたとされているがその罪と罰とはなんだと思いますか?最後に、なぜかぐや姫は最終的に自分の生まれた月に帰っていくのだと思いますか?私はそれを今描きたい。そうすれば、おとぎ話として消費されてきたかぐや姫という一人の女性の姿が映画の中に立ち上がるはずだから。

フジロックceroのことが心配になりながら解熱剤飲んでまた寝た。起きたら外が薄暗くなっていた。相変わらず身体は重くて、また熱を測ったら今度は37.2℃だった。さすがにちょっと上がってた。よしよし、と思いながらご飯を食べた。OS-1のゼリーはすごく美味しい。暇すぎたので録画をためてたサ道2021を見た。2話の錦糸町・黄金湯の回が良かった。大体くっちゃべってる男2人はジジイに怒鳴られて黙るのが常。さすがにダルいとサウナにも行きたくなくなるんだなあ、でもお腹は減るんだよなあと思いながら見てた。明日にはさすがに元気になりたいよね。