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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2021.08.07(エンドロールが流れたあとも)

連休前だしなんでもやれそう!と思って映画を見始めた途端に眠くなって寝てしまった。昨夜のこと。6時過ぎに起きた。TLに流れてきた社畜OLのルーティーン動画みたいなものをYouTubeで見て連休初日なのにすっかり落ち込む。調べたら似た趣旨のアカウントが他にも沢山あって、自分の属さない世界には闇がまだまだあるんだということに憂う反面、そういう生活を消費する世界…みたいなことも考えてしまった。でもそんなこと言ったらこんな風にして日常のことを書いて誰でも見れる状態にしている自分だってそうだよなとも思った。よくわからんくなったので寝た。少しして起きてためてたラジオを聴いた。アトロク放課後Podcastの三宅隆太さんの「ホラー映画の疑問に答える」の回がすごくよかった。三宅さんの語りと視点はもともとすごく好きだったのだけど、今回の「なぜホラー映画が作り続けられるんですか?」という問いに対する答えがすごく良くて思わず溜飲が下がった。そうだよなあ。どこかに一人でいるお化けにだってなんで一人でいるのか、想像力を働かせてみたいよなあ。ホラー映画に限らずエンドロールが流れた後も自分は生き続けるし、スクリーンの中の彼も彼女も生き続けるんだよ。お昼頃に油揚げを焼いて食べた。食べながら『お耳に合いましたら』の4話を見た。今期ちゃんと追ってるドラマはこれだけ。4話、割と本気で涙ぐんでしまうくらいには良かった。いわゆるテレ東深夜の企画枠なんかには収まらないくらい人間の根源的な命題に向き合ってると思った。「好き」ってなんだ?恋人が好きなのとハンバーグが好きなのって違うの?じゃあ自分はその人の何が好きなの?いや、わかんないよな。わかんないけど考えちゃうんだよな。たしかに3話まで見ながら美園と恋人の関係っていまいち消化不良な部分があったので、ここへきてその部分にテーマと接近しながら切り込んでいく脚本は素直に凄いと思った。家城さん凄い。そして自分の中ではやっぱりスクールオブロックは山崎校長と家城教頭なのよな。ロックのスペルはLOCKなのよ。

部屋に飾っている花をそろそろ新調しようと思ったので雨雲の隙間を狙って花屋さんに行くつもりが結局うだうだしてしまう。ギリギリの時間に部屋を出た。夏っぽいと思って白と紫の名前も知らない花を買った。その足で駅に行き待ち合わせをして3回目に会う人と会った。自分の部屋でご飯を食べたりレンタルした『Ghost World』を見たりした。大事にしたい映画だった。自分もその人もスカーレット・ヨハンソンの名前がなぜか出てこなくて中盤くらいまでうんうん言いながら見ていた。駅まで歩いてそのあと別れた。

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