anomeno

神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2019.08.29〜2019.08.31

29日

はれ。頭が痛かった。おわり。

 

30日

月末、金曜日。映画だ!と思ってタランティーノの「ワンス・アポン・イン・ア・タイム・ハリウッド」を観に行った。タランティーノにそこまで思い入れがあるわけじゃなかったけど、心底感動した。自分には、ここ最近世の中で起こってる不条理なことに対するカウンターに思えて溜飲が下がった。全く違う話だけど「あまちゃん」に近い肌触りを感じた。シャロン・テートとマンソンファミリーについてはネットで調べて情報を入れてから見たので、結末はうっすら予想はしながらもそうくるかあと唸らされた。災害や凄惨な事件が起きたとき、その犠牲者は「被災者」「被害者」というレッテルをはられてはいないだろうか。その人がそれまでどんな人生を歩んできたとしても、取り上げられるのが最期だけなのはとても悲しいことだと思う。その人はその時まで当たり前に生きていたのだ。そういうことに待った!と言わんばかりに今回の映画でタランティーノはあらゆる墓を暴いていく。映画にはそれができる。劇中でシャロン・テートが自らが出演する映画を観るシーンとブラピが夜のLAを車で駆けるシーンは問答無用で今年ベストシーン。いつまでも観ていたい。そんなことを考えながらしみじみと帰路に着いた。

 

31日

一日限定無料配信されていた映画「ウィーアーリトルゾンビーズ」を観る。見逃していたのでありがたい。センスの良さとダサさのちょうどセンターライン。両方に足を突っ込んでるみたいな感覚で好みが分かれそう。自分は好きでした。中島セナさんが素晴らしい。そこに立っているだけで画が持つ。スターだ。三四郎霜降り明星のANNぶち抜き4時間SPを聞く。生リスナー大喜利の空気があんまり好きじゃなかった。コーナーはいつも通り面白い。ちんちんの呼び方いじりもめっちゃ笑った。洗濯をして渋谷にAマッソの単独ライブを見に行く。自分がAマッソを好きになったのは彼女たちが絶対に今までにない笑いを追求していたからだということを思い知らされた。どのコントも漫才も幕間の映像も〜っぽいみたいな枕詞のつかない感情にされた。しかもめちゃくちゃ面白い。自分が行った回のゲストはビッグスモールンだった。3人になったビッグスモールンめっちゃ面白い。産まれたての子ヤギになりたいな、が想像の斜め上で死ぬほど笑った。帰り道に兆楽でジャージャー麺を食べた。ほんとは長崎亭で皿うどんが食べたかった。最近、数字的には全く痩せてないのに痩せた?と聞かれる。なんだそれ。最果タヒの「恋人たちはせーので光る」を買って帰る。いまは途中。