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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2019.07.18

ナポリタンが食べたいと思った。たまねぎ、ピーマン、一人暮らしの人間にとってはなかなか使いきれない野菜の代表だ。代わりになるものは何かあるかスーパーを歩きながら考える。まずはナス。ナスは何に入れても美味しい。カレーに入れたら日持ちする。緑が欲しい。アスパラ。いいね。美味しい。日持ちするかどうかは知らないけどもうアスパラに心惹かれている。決定。マッシュルームの代わりにしめじをかって役者は揃った。作るのが楽しみ。

昨日の帰り道、田中宗一郎さんがSpotifyで配信しているポッドキャスト「POPLIFE The Podcast」を聞いた。これまでの回もどれも面白いのだけど、今回は映画について話す回でむちゃくちゃ面白かった。「映画的快楽とはなにか?」みたいな概念的なことについて話すの、おれもしたい。きっとその問いについて批評家と呼ばれるような人たちからしたら明確な答えがあるのだろうけど、きっとそれは人それぞれ違うのだと思う。映画はやはりドラマとは全く違う。両者にそれぞれ魅力はあるけど共通している部分はあまりない気がする。自分が映画に魅力を感じるところは「ショット」と「繋がり」だ。例えば、深夜の橋の上から灯りついた街を眺めながら煙草に火を灯す、そんなシーンがあったとする。その一枚絵だけであらゆることが想像できることこそショットの強さ、映画的快楽なんじゃないかと思う。そんなこと、話したいよね。