1年ぶりに会った甥っ子は部屋に入るやいなや、顔背けて「かえる!かえる!」と声を上げた。じいじとばあばの家に知らない男が一人いるんだからそうなってしまうのも不思議じゃない。泣き止んでも出来るだけ自分の存在を視界に入れないように部屋の隅にうずく…
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