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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

人を好きになるのって - 『SHISHAMO4/SHISHAMO』

太陽が燦々と輝く空の下を自転車で駆けてゆく制服の少女のイヤホンから漏れる音はこんな音だろうか。夕暮れの校門前で誰かを待つ彼女のイヤホンから流れる音もこんな音だろうか。いや、SHISHAMOの『SHISHAMO4』が素晴らしいのです。自分でもまさかこんなに声…

備忘録[2017/3/01~25]

3月1日 ・ファーストデーだったので遅ればせながら「マリアンヌ」観た。前日が火曜日で、カルテットを見直していたり感想を書いていたので、若干ウトウトしてしまったのですが=つまらなかったということではなくて、むしろむちゃくちゃ面白かった。予告編か…

無限の海は広く深く - 『カルテット/第10話』

ありがとう、カルテット・ドーナツホール。そして一生ついて行きます坂元裕二先生!という締めのような言葉で始めさせていただきます。いやー。いい最終回でした。見事にゴールテープを切ってくれました。この生き辛い世界でご飯を食べて息をしてサバイブす…

月の船は滑りだす - 『カルテット/第9話』

開始数秒で登場する本物の早乙女真紀と、早々に明かされる戸籍売買の顛末。第8話のラストにおける衝撃からしたら何だか肩透かしを食らったかのような幕開けから始まる最終章・前編の第9話。「時間軸がずれている!」という視聴者の深読みを知ってか知らずか…

ナポリタンの夢を見ていた - 『カルテット/第8話』

もしも間違いに気付くことができなかったのなら 平行する世界の僕はどこらへんで暮らしてるのかな 広げた地下鉄の地図を隅まで見てみるけど 2017年に突如投下された小沢健二による名曲「流動体について」の一節を引用するところからはじめてみましょうか。い…

行かないで、光よ - 『カルテット/第7話』

音ちゃんが練に向けてレシートを読み上げた第7話(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』)、烏森さんの「過去からは逃げてもいい。逃げ切れるなら」という言葉が光った第7話(『問題のあるレストラン』)、結夏が光生に読まれなかった手紙を書い…