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神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

2018.10.14

無性に文章が書きたくなった。気付くと、最近見た映画のこととか、聴いた音楽のことしか書かなくなってしまうけど、違う。ほんとはもっとどうでもいいことが書きたい。目的があったり、だれかに向けたものじゃなくて、日々の中であったり思ったりしたどうでもいいこと。

 

◼︎素直になること

タイミングって重なるものだ。「あ、今確実にある流れに乗ってる。」みたいに気付く瞬間。いま、まさにそんな流れの中にいる気がする。

会社のムフフな都合で、チーバくんの鼻下にある拠点から耳下にある拠点に異動になった。異動とは言っても期間限定だし、土日は戻ってこられる距離なので大したことでもない。

ただ、仕事場の周りは、成田空港発のシャトルバスを逃したら公営のバスも通らないような超超超ど田舎。街灯もないし、本気で死体を捨てるにはうってつけみたいな道とかジープに紐くくりつけて人を転がすだけの工場跡みたいな場所しかない。そんなところ。(ちなみに一番近くのコンビニまで車で15分、マックまでは40分)

こりゃあNetflixと読書が捗るぞ〜なんて考えていたけど、自分の他にも異動してきたのが29歳の先輩(とても良い先輩。もはやソフトではないエグめのソフトモヒカン。会社の休憩所で大音量でウイイレやる。とても良い先輩。)と19歳の後輩(とても良い後輩。銀髪。RX8に乗ってて死ぬほど前の車を煽る。会社の休憩所で大音量でツムツムやる。とても良い後輩。)のふたり。自分と二人は社員寮に入っているので、朝ご飯も夜ご飯を食べるのも、お風呂に入るのも一緒。隙間が空くと「筋トレしようぜ」が口癖の二人だ。

仕事という括りを外したとしたら、とても自分が関わるタイプの人達ではないのだけど、それが故に日々面白くて仕方ない。なんというか、行動の一つ一つに、ああ!ほんとにこういうことって現実にあるんだ!みたいなことがたくさんある。

例えば、29歳先輩の運転する車内では「SUPER HIT SONGS 2018〜PARTY TUNE〜」なるただただMVを垂れ流すDVDが常に流れているし(進めど進めど知ってる曲が流れてこなくて、本気で別世界のDVDなのかと不安になった)、19歳後輩の運転する車内では、ゴリゴリの違法音楽再生アプリでEDMまとめが爆音で鳴ってるのだ。一番驚いたのが、爆音で流れてる音楽でどんなに会話が聞き取りづらかろうが、彼らは決してボリュームを下げないということ。必死に耳を澄ましながら会話に参加することもしばしば。

ある日、1週間分の生活用品を買い出しに行った帰り、この日も死体捨て道をSEX ON THE BEACH(EDM ver.)を爆音で流した車で走っていたわけです。突然、19歳が車を止めて「ちょっと、降りてください」と言う。なんだなんだ。なんかやらかしたか。殴られちゃうんだろうか。とか思いつつ車を降りたら、やおら空を指差して「めっちゃ星綺麗じゃないですか。」なんて言うのだ。爆音の車、街灯も対向車もない道、天の川まで見える満天の夜空。なんだろう。あまりの美しさに失神するかと思った。こういうところに日々の幸せって転がってるのか!とか思ってしまった。ふと車を止めて、誰かに綺麗な星が見える事を教える、それだけのことかもしれないけど、そんなことがなんの衒いもなくできる素直さが自分は欲しい。気取ってんじゃねえよと思われてしまうかも、とか言う自意識過剰な捻くれなんて田舎道に死体と一緒に捨ててしまいたい。

口に合わないものを「不味い」と言うとか、面倒臭いことを「意味がない」と言うとか、彼らはそういうこともあまりに素直に口にするけれど、その反面で綺麗なものをしっかりと言葉で「綺麗だ」と言うし、楽しいときは「楽しい」と言う。別に普通のことなんだと思う。でも言葉に出すことが普通じゃなかった自分にとっては、彼らと一緒にいると、彼らと一緒に「楽しい」「幸せ」「綺麗」なんて考える間も無く言えるようになっている。かみさま的なものがいるとして、今この時を選んでこの流れを用意したんだろうか、なんて思う。だったらとことん素直になろうと思う。好きなものを好きと、綺麗なものを綺麗と言葉にして言ってやろうと思う。ただ、神様。毎週ストロングゼロと煙草吸ってみろを強要してくるのはやめさせてください。

 

 

■影響を受けやすい

とても影響を受けやすい。良くも悪くも、他人が良いと言っていたものに対して、その人以上に熱を入れてしまうことがしばしばある。

 

ひとつめ。岡奈なな子さんの動画。祖母の家の台所で作った料理をただ食べるそれだけの動画と言えばそれまでなんですが、なんたって調理のガサツさと食べるときの一口が多すぎるのが最高。麺の湯切りに鍋の蓋を使ったりするのとかもうめちゃくちゃいいじゃないですか。欅坂46の長沢菜々香さんをワイルドにした感じの顔もいい。

 

ふたつめ。強炭酸水KUOS。巷の強炭酸が5.0GV(炭酸の強さの単位らしい。初めて知った)だとしたら驚愕の5.5GV。0.5は無理やり入れたんじゃないか、なんて思うのもわかる。開封した時に立つ泡の粗さと喉への刺激が尋常じゃない。Amazonに投稿されていたこのレビューがめちゃくちゃバカっぽいけどその通りで好き。

強炭酸水 KUOS クオス 大分県日田産 500ml×24本

強炭酸水 KUOS クオス 大分県日田産 500ml×24本

 

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ジャルジャルのネタのタネ

ジャルジャルYouTube公式チャンネルで毎日アップされているミニコント。なんかジャルジャルがYouTuberみたいなこと始めた…と思ってそっと触れないでいたのだけど、いざ見始めたらもうただただ最高なジャルジャルのコントじゃないですか!個人的には2017年のピンポンパンゲームのネタで優勝をかっさらって欲しかった思いが強かったのですが、これを見てたらマジで今年は行くんじゃないか!なんて思ったりしてる。と言うのもジャルジャルが今までやってきた、あるシステムを繰り返しながら会話を進めて行くことの最高到達点が「ピンポンパンゲーム」だったと思うのだけど、それを展開がないと評価する人もいるわけで。ただ、このチャンネルに投稿されているネタを見ていると、基本的には前述したシステムを繰り返すことに終始しながらも時折、パーソナルが見える瞬間があるネタが多い様に思えて好き。

例えば、この「自分の名前間違いまくるやつ」とかは福徳がひたすら自分の苗字をいろんなパターンで間違えるだけなんだけど、その理由が出た瞬間のなんとも言えなさ。その時の後藤の受けも最高。

 

「初めてカラオケ行くやつ」これも最高。カラオケが初めてであることをひたすら誤魔化し続けるだけなのだけど、二人の牽制の仕方が愛おしすぎる。「教頭先生とカラオケ」「ボコりたいねん、今は。」がいつ聞いても笑う。膝あげるのも好き。

 

「漫画読んでるやつ」これに至ってはもう面白いのかわからないけど、なんか猛烈に好き。この感じあるわあ。