anomeno

神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて

「一生聴き続けるであろう、僕の心の深いところに刺さっている曲11選」

 

このタイトルにしてかなりの時間放置していました。

 

 

 

これをやろうと思った、11曲を選んでみようと思ったきっかけは、Twitterで同じ記事を書いている方(2014-02-05 - 独語録(仮))がいて、その方に自分の選ぶ11曲も知りたいという言葉を頂いたからです。

 

もともとこのタイトルを見た時からグッと惹かれるものがあって、選曲が好みとか、知っている曲だからとかそういうことは関係なく、

その人がその曲を選んだ時の気持ちとか、経緯とか(勝手な憶測だけれど)、バックグラウンドとか、そういうものが透けて見えてくるようで純粋にいいな。と思いました。

同時に自分もやってみようかなっていう気持ちもあって、というかいつかやろうとは思ったのだけれどいざ腰を上げるにはなかなか勇気が要りそうだったので、その方の後押しがあってこれを今書けています。

自分の選ぶ曲も聞きたいと言われた時、素直に嬉しかったです。ここでお礼を言わせてもらいます。

また、一切面識はありませんがこの記事の元でもある、いぬたくさん(http://inutaku.com/2014/01/3056/)にもここでお礼を言わせてもらいます。

 

 

 

 

 

選ぶ基準としては、単純な好き・嫌いとか聴いている回数とかは無視して、きっと一生聴き続けるんだろうと思う曲、その中でも深い深ーいところにあるものを選びました。魂削れました。

 

 

 

 

 

 

銀河鉄道/BUMP OF CHICKEN

 

人は年を取るたび 終わりに近づいていく 動いていない様に見えても 確かに進んでいる

人は年を取るたび 始まりから離れていく 動いていないように思えていた僕だって進んでいる

 

音楽の出会いにBUMP OF CHICKENがいました。

数えきれないくらい大好きな曲があります。

終わりに近づいていくこと、始まりから離れていくこと、その二つはすごく似ていてまったく違うと思う。

いろんなことを考えるときにこの二つを天秤にかけるけど、どっちが正解とかそんなことはないと思う。きっとこの先もずっとそうやって考えて、答えが出なくて、

でも、この曲と一緒に「確かに進んでいく」んだろうと何となく思う。 

 

■MARCH/ストレイテナー

 

心は此処に在る それだけで揺るぐことはない

 

ストレイテナーの歌詞は感情よりも情景だと個人的には思っているけれど、この曲のこの歌詞の決意のようなものは深く刺さってもう抜けることはないし、自分の決意にもなっている。

 

■Reborn/Syrup16g

 

期待して あきらめて

それでも臆病で

本当の気持ちだけが置き去りになっていくよ

 

昨日より今日が素晴らしい日だって思える時もあれば、そうじゃない日もあるけど。

いっぱい遠回りしちゃうから、この曲に救われる。

 

■ALMA/ACIDMAN


 

星の息吹に 遥かな命に 僕らは愛を知る

重ねた指のその暖かさから 世界は始まるから

 

 宇宙なんだけど、隣なんだと思う。(突き詰めた)

 MVもすごくいいのですがこのアコースティックのライブもいいのでこっちにしました。

 

■季節の灯/ACIDMAN 

  

何回目の太陽だろう? 憶えてゆけるかな?

与えられた日の全て 心を添えておこう

  

上のMARCHにも通ずるけど「心」という言葉になにか特別ひっかかるものがあるんだと思う。

音楽から自分の考え方が変わるきっかけをくれているのはやっぱり、ACIDMANの曲が多い。

で、そのなかでも一番大きいテーマみたいなものがこの「「心を添える」ということなんじゃないかと思う。

そしてMV素晴らしいです。

 

■Everyman,everywhere/GRAPEVINE


 

いつか叶う様に と どの面下げて言うんだろう

その大事な思いも やがて忘れてしまうんだそうだ

 

バインとの出会いの曲でした。

イントロの一音目、コード一発で目の前の景色を全部変えることができると思ってる。

「やがて忘れてしまうのに」「いつか」

この「いつか」がニクい。

 

 

■八月/People In the Box


 

 

誰かが死にかけているとき

きみは生きる喜びにある

人の渦に削られたあげくに

なくなってしまいたい

朝 走る車をぎりぎりでひらりとかわす

突然 誰かにあって話をしてみたくなった

傷ついても

 

優しくて、綺麗だけど残酷で、冷たいけど暖かくて、離せない。

 

 

■mer/THE NOVEMBERS


 

 

冬の観覧車の中で若い二人は

年をとる場所を探していたけれど

本当はそんなものありはしない

 

一年の中で、今みたいに寒い寒い夜にこの曲がいるとすごく安心します。

 

 

■人との距離のはかりかた/plenty


 

 

言葉にするだけ無駄かもな

でも言葉にしなくちゃダメだよな

 

平行と垂直さ

「並ぶ」のもいい

「重なる」もいい

「気にしない」もいい

楽じゃない

 

一発で、この歌詞にやられた。

言葉でしか伝わらないことと、言葉では伝えられないことがあるということを、もうここ何年もずっと考えています。

 

 

■東京/くるり


 

 

君がいない事 君と上手く話せない事

君が素敵だった事 忘れてしまった事

 

正直にいうと、ある時期からくるりをあまり聞かなくなってしまいました。

それでもこの曲は外せませんでした。何故かはわからないけど。

別に上京したわけでもなく、今もずっと地元に残っているけれど、なぜかこの曲を聴くと自分が、まあ自分じゃなくてもいいのだけれど誰かが、遠くに行ってしまうような、離れていくような気持ちになってしまう。

 

 

■バイタルサイン/クラムボン


 

 

ここまで書いてきて、こんな風にまとめるのはどうかとも思うけど、

好きな音楽とか楽しいことって隙間なんだと思う。

「NO MUSIC,NO LIFE」というよりは、見たくないけど見なきゃいけない嫌なこととか、やらなければいけないこととかそういう現実と現実の隙間に何か大事なものがあると思う。

息継ぎしながら、やっていくんだなあと。でもそうやって触れた音楽がこんなに深く刺さってるんです。

 

 

 

 

 

魂削れました。(二回目)

予想はしてたけど時間はかかったし、疲れたし、重かったし、、

でもやってよかったと思う。

 

 

以前、音楽遍歴を人に聞いたり、自分で答えたりして、音楽遍歴からその人の歩んできた時間が透けて見えるなんてことを思ったりしました。

面識のない人でも、その人が見えてきたりするから、それってすごいことだと思うんです。うん。

 

わからないけれど、これが人の目に触れることにもなんだか気が引けるけれど、

それでも読んでみて、もし自分もやってみたいと思ったらやってほしいです。もっと誰かの選んだ曲を見てみたいです。